老舗旅館「八女美湯 yamebitou」

福岡・八女の自然と調和する高級旅館「八女美湯」のブランド再構築をテーマに、架空プロジェクトとして取り組んだブランディングデザイン。
八女茶とスパを掛け合わせたウェルネス体験を軸に、コンセプト・ロゴ・ビジュアルトーンを設計しています。

ロゴは、八女茶の葉と湯をモチーフに、湯のやわらかさに包まれて美しくととのう様子を表現。
「八女茶」「湯」「癒し」など、宿の持つ本質的な魅力を抽象的に表現しています。

「八女茶の湯に包まれ、美しくととのう宿」という新たなコンセプトをもとに、美容・健康志向の20〜50代の女性層へ向けた新しい価値提案を構築。
日本初の“八女茶×スパ”というテーマ性で、ブランドの独自性を際立たせています。

アメニティや備品は、白を基調にしたミニマルデザインで統一。
ウェルネス感と高級感を両立することで、宿全体の世界観に一貫性をもたせています。

ロゴから紙物、WEBまで全体を「和モダン × ウェルネス」トーンで構成。
余白と静けさを大切にしながら、ブランドの深みと静寂を視覚的に訴求しました。

CLIENT

八女美湯（やめびとう）
※本事例は、自主制作による架空のブランディングプロジェクトです。

SUMMARY
福岡・八女に佇む高級旅館「八女美湯」のブランド再構築を目的とした、架空のトータルブランディングプロジェクトです。新たなターゲット層の獲得と競合との差別化を図るため、宿の強みである「八女茶」との結びつきを軸に、コンセプト設計からビジュアル展開までを一貫して行いました。

BACKGROUND

「八女美湯」は、福岡・八女の自然豊かな森の中に佇む高級旅館です。全客室から竹庭を望めるロケーション、地元食材を活かした料理、竹林を眺める温泉などが魅力で、リピーターを中心に安定した人気を得ていました。

一方で、周辺の観光資源の少なさや、大分・熊本といった競合エリアの存在により、新規顧客の獲得に課題を抱えていました。また、既存の顧客層の中心が50代以上であったことから、今後の展開として30〜40代の富裕層やインバウンド需要を見据えたブランド戦略の見直しが求められていました。

APPROACH

ブランド再構築においては、「八女茶の湯に包まれ、美しくととのう宿」という新たなコンセプトを策定。
日本初の「八女茶×スパ」特化型ウェルネス和リゾートとしての独自性を確立し、美容・健康志向の高い20代後半〜50代女性層を新たなターゲットに設定しました。

・サービス設計
八女茶を活用したスパメニューやデトックスプログラムを開発し、「美容・健康・癒し」を一貫したテーマとして体験価値を設計。

・価格戦略
高級感を意識したプレミアム価格帯を設定し、価格以上の価値を感じられるようなサービス体験を構築。

・ブランディング展開
ロゴ、WEBサイト、パッケージなど、すべてのビジュアルトーンを「和モダン×ウェルネス」で統一し、ブランドの世界観を確立。

・プロモーション戦略
インバウンド層への多言語対応や、日本文化体験コンテンツの導入など、幅広い顧客層への訴求を視野に入れた施策を設計。